ピアサポートにおける対話
相川章子
ピアサポート(同様の経験をしている対等な仲間同士の支え合いの営み)にける対話は、「経験の語り」によって構成され、これまでの「支援するーされる」関係のなかで客体化されてきた当事者を主体化し、対等な関係性で他者とつながる力をもつ。そこには、ピアサポート的な対話が生まれる安心で安全が担保される「場」があり、そこでの対話を通じて新たな物語が生まれる可能性をも見出すことができる。
精神科治療学
星和書店
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