非行少年の家族関係をめぐって : ソンディ法と描画法による取り組み
藤掛 明
非行少年の家族関係を探るため、ソンディテストの近縁衝動と法務省式態度検査(MJAT)の実施結果を変数に設定して、林の数量化Ⅲ類によるパターン分析を行い、類型化を行った。その結果、非行少年の家族関係について3類型を得ることができた。次に家族画の描画特徴とソンディテストの各スコアの出現を調べ、その相関を検定し、既存の家族画解釈仮説をソンディ理論の立場から考察した。
現代のエスプリ / 至文堂発行
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