「彩の国21世紀郷土かるた」で世代間交流 ―子ども心に地域で結び合うかたちを考える
寺﨑恵子
聖学院大学公開講座 第一講座「埼玉学」
聖学院大学
子どもの権利条約日本批准30年をふまえ、第31条の課題として、埼玉県の郷土かるた「彩の国21世紀かるた」に焦点をあてた。この児童文化財の制作過程と特性を解明するために、「子ども心」(大田堯)、「声の共同性」(本田和子)、「郷土唱歌」(山口幸男)を参照した。子どもと大人が共に楽しむ郷土かるたが異世代の人と人の社会的結合・交流になり、日本型CFCI(子どもにやさしいまちづくり)に通じることを確認した。