ヒューマンライブラリーの「司書」はどのように実践を振り返っていたかー会話分析的アプローチからの考察ー
西村由美宮崎聡子秋田美帆
ヒューマンライブラリーの「司書」であり教職員でもある筆者らが、自らの内省をどのように行ったかを明らかにした。筆者らが経験を語り合い、言葉を交わした過程について、会話分析的アプローチを用いて詳細に分析した結果、問題解決の提案を着実に発展させていく場面、お互いの意見に共感しながら話が進む場面、現実を見つめ直すために立ち止まる場面など、多様な話題の展開・調整のあり方が観察された。
関西学院大学 人権研究
関西学院大学 人権教育研究室
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