大学の開放授業講座(リカレント教育事業)におけるリカレント受講生と現役学生の間に生じた教育的感化について ―ジェネレイショナル・サイクルの視点から―
小池茂子
日本生涯教育学会第38回学会大会
日本生涯教育学会
国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
発表者は、埼玉県の社会福祉課と埼玉県下に所在する大学間の協定に基づいて2006年度から実施されている「大学の開放授業講座(リカレント教育事業)」の一環として、埼玉県に在住・在勤する55歳以上の県民が現役の学生と同じ教場で学ぶという教育事業を2006年より11年間にわたり担当して来た。 「社会の高齢化と社会教育」というテーマの下に、若い世代と高齢の世代が共に学び、時に討論を交えることを通じて、受講