「子どもへの不適切な関わり(マルトリートメント)」のアセスメント基準とその社会的対応に関する研究(3)-子ども虐待に関する多職種間のビネット調査の比較を中心に-
中谷 茂一
3ヵ年にわたって行われた、子どもへの不適切な関わりのアセスメント基準と社会的対応に関する研究の総括とし、日本において初めて専門職(児童相談所職員、保育所保母、保父,医師、看護婦、保健婦)を対象に判定と対応に関する調査を行った。1180人にのぼるサンプルのデータによる結果から、専門職の認識・判断枠組みが統一されておらず、アセスメント基準の策定が課題であることが明らかになった。 高橋重宏、庄司順一、中谷茂一、山本真美、奥山真紀子、加部一彦、加藤純才村純、北村定義
日本総合愛育研究所平成8年度『日本総合愛育研究所紀要』日本総合愛育研究所 第33号、Pp.122-141