子どもへの不適切な関わりに対する専門職の認識構造
中谷 茂一
子どもにかかわる専門職(児童相談所職員、保育所保母・保父、医師、看護婦、保健婦)を対象とした調査データを基に、虐待・ネグレクト行為に関する認識構造を統計学的手法に基づき解析した。調査項目の内的一貫性はα係数により妥当性を検証し、因子分析により、5因子分析が抽出された。しつけや体罰としての行為が他の行為と違うものとして認識され、行為の不適節度の判定が甘くなる傾向にあることが明かにまった。 中谷茂一
『社会福祉学』 日本社会福祉学会 第38巻,第2号、Pp.81-96