Cambridge Psalter の古英語行間訳語における主語表示
小林茂之
日本中世英語英文学会第35回全国大会
日本中世英語英文学会
東京未来大学
当研究では,Pulsiano (ed.) (2001) で, 対照可能になっている古英語行間訳語付き写本A~K の主語代名詞表示について調査し,写本A (‘Vespasian Psalter’) と写本C (‘Cambridge Psalter’) および写本D (‘Regius Psalter’) について比較をPsalm2-10について行った。古英語の主語表示を説明するためには,Walkden (2013)のAboutness Topicのような理論が必要である。