アングロ・サクソン時代の聖書翻訳の企て―教育改革と宗教改革
小林茂之
キリスト教と諸学の会
聖学院大学キリスト教センター
聖学院大学ヴェリタス館教授会室
本発表では,近代初期のルターによる宗教改革の先駆けになったウィクリフと弟子たちによる前宗教改革の動きの礎となったアングロ・サクソン時代の聖書翻訳がどのような過程を通して行われたのかについて,アルフレッド王が行った教育改革やその後のアングロ・サクソン時代の宗教改革の意義の観点から考察した.