外国人幼児の保育を通した保育者の気付きと実践の問い直し(2)-戸惑いから発想の転換へ-
佐藤 千瀬
日本保育学会 第60回大会
本報告では、保育者が自らの実践を自覚し、多文化保育を考える上で、どのような視点が必要であり、多文化保育がどのように可能になるかを探った。研究方法は、3つの幼稚園で参与観察と保育者へのインタビュー調査を行った。本報告では、「差異を取り上げることの戸惑いと解消」に焦点を当てた。調査の結果、差異を肯定的に捉える基盤作り、保育者の「願い」の問い直しの必要性が浮かび上がった。(pp. 426-427)