幼児の外国人幼児に対する差異化に及ぼす保育者の役割
佐藤 千瀬
異文化間教育学会 第27回大会
日本の幼稚園で、幼児が外国人幼児を差異化していく過程で、保育者がどのような役割を果たしているのかを探った。研究方法は、3つの幼稚園における参与観察と保育者・外国人保護者へのインタビュー調査を行った。調査の結果、幼児が前偏見を形成していく際に、保育者が大きな影響力を持つ4つのポイントが明らかになった(①異なる存在②「お世話」の対象③外国人幼児に対する保育者のとらえ方と対応④日本語の奨励と母語の規制)