外国人幼児の保育を通した保育者の気付きと実践の問い直し-外国人幼児に対する前偏見の低減に向けて-
佐藤 千瀬
日本保育学会 第59回大会
本報告では、保育者が自らの実践を自覚し、多文化保育を考える上で、どのような視点が必要であり、多文化保育がどのように可能になるかを探った。研究方法は、3つの幼稚園で参与観察と保育者へのインタビュー調査を行った。本報告では、「日本語を基準とする援助の見直し」と「肌色活動の問い直し」に焦点を当てた。調査の結果、これまでの前提を、外国人幼児の視点から問い直す必要性と、「肌色活動」によって、幼児の中に肌の色