障害者の「生まれない」権利?:「ペリュシュ判決」に揺れるフランス社会
医師の出生前診断ミスによって先天性障害を持って出生した子本人の医師に対する損害賠償請求(wrongful life訴訟)をフランスの破毀院が認容したことがフランスの世論・法学界・医学界に与えた影響とその経過を紹介し、その問題点を「人権」と「人間の尊厳」の衝突という観点から検討。