『一九三三年の大学対抗ディベート ―彼らは何を目指したのか―』
熊谷芳郎
1933年から1935年にかけて、政治勢力が微妙なバランスをとるなかで、雑誌『雄弁』では大学対抗ディベートを開催し、その内容を掲載する。本書では、その内容を分析するとともに、どのような読者層がそれを受け入れたのかをたどることにより、本企画がそれまで学生を中心としていた討論会という活動を一般大衆層に拡大するとともに、討論会という体験によって盾の両面を見る思考法を広く定着させようとしていたことを明らかにした。
全て
株式会社渓水社
総ページ数 286ページ
978-4-86327-446-4
国語科教育法