旧制中学校における討論会活動
熊谷芳郎
教育史フォーラム京都
京都市
旧制中学校で行われた討論会という活動を全国規模で捉えることにより、討論という言語活動の抱える課題を見出すことを目指した研究発表である。『学習指導要領』で言語活動による指導が探究的な学びの指導法として奨励される近年の動向を考えるとき、協働的な学びを目指す一般的な言語活動である討論という活動が、どのような課題をもっているのかを戦前の実践史から明らかにすることは大きな意味のあることと考えた。