学校の閑暇 -ルソーにならい 身の感覚をたよりに ―
寺﨑恵子
キリスト教と諸学の会
聖学院大学キリスト教センター
閑暇(非労働の時間、スコレー・学校の原義)をいかによく生きるかという課題を考察したものである。東日本大震災後の状況をふまえて、リスボン震災後に展開されたルソーのスペクタクル論をもとに内容を構成した。閑暇を生きることは「今」を生うことであり、それがコスモロジカルな「生み」への参入、すなわち、共に手を携えて生を養うeducationへの参入であることを、本発表において示した。