初年次教育の中間期を渡る (特集1.初年次教育を考える)
寺﨑恵子
初年次教育における移行期に注目し、その中間性を遊びの相にとらえて考察した。担当授業の児童文化論Bで学生と共に進めてきた伝承遊び研究を教育実践の事例とし、他者への関心と交流活動への参加に認められるインタラクティブな遊びの特質を把握した。考察では、イニシエーション儀礼におけるリミナリティの中間性(betwixt and between)論(V.ターナー;文化人類学)を援用した。
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