生きるかたちにふれあう遊び 大学内の小さな絵本サロンの活動より
寺崎恵子
絵本を読んで遊ぶ実践活動から考察をまとめた。とくに乳幼児期にある子どもと読む場合、いわゆる「読み聞かせ」よりもダイナミックな「からだじゅうでよむ」ことが起こる。「よむ」ことは、共同の遊びへの参加になる。そのとき、同調的な融和的な状況に惹きこまれる交流が認められる。うたうようなコトバのふれあいで、互いのからだの内・外に響きあう声に自らの声が触発される様子が参加者にみられる。
絵本BOOKEND 2018
絵本学会
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