学ぶ行為としてのことばと概念くだき
寺﨑 恵子
学ぶ行為としてのことばには、聞く・聴く、読む、話す、語る、描く・書くがある。本論は、子どもの発達と学習における直観的知性から科学的知性への転換期(節articulation)において、「描く」と「書く」とが連関する相が「概念くだき」(生活綴方教育運動)に通底することを考察した。子どもの学ぶ行為としてのことばの実相に通時性と共時性をとらえ、子どものことばの表現に重層性を把握する必要がある。
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特別号