共に遊ぶ態 児童文化と教育、そして子どもの生活を考える
寺崎恵子
子どもと大人のあいだに開かれる児童文化は、全身感覚的なふれあい(interaction)や共感的な交流の、共に遊ぶ態に開かれると考えられる。参加者の間主体的な状況にある遊びの楽しい経験は、学びと自己形成に発展すると言えよう。子どもの遊ぶ権利を保障するには、遊びの環境を子どもの生活につくる必要がある。共に遊ぶ態について「幼児期運動指針」(文部科学省)も踏まえて、遊びの場の「遊環構造」に考察した。
聖学院大学総合研究所 NEWSLETTER
26
特別号 1