『風景の哲学』
清水 正之
応用倫理学の一分野である「風景」を西洋倫理学・日本思想から、多面的に考察し、あわせて問題を考えるための手がかり・先行理論・参考文献を集めることをめざした書。担当部分は、志賀重昴の「日本風景論」を扱い、その内在的な意味を、理学的発想と人文的関心との二重性とみなした。また、その同時代の背景、近世地方誌との関係などを論じた。
ナカニシヤ出版
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