鼎談「江戸の境涯を生きた人と書物ー勝小吉「夢酔独言』から扉を開く」
清水正之
鼎談:ないじぇるトランスレーショントーク、大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館
大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館
八王子 (ネット開催)
https://www.nijl.ac.jp/pages/nijl/event/musuidokugen2/index.html
荒な生涯と豪快な人柄を伝える資料として知られる。毛丹青(神戸国際大学)は、江戸の文化と精神性を内包する作品であり、その越境性と精神性に着目、それをうけて入口敦志(国文学資料館)は漢籍の規矩を踏んでいることを指摘。清水正之は、人間の人情を重視する中後期の儒教・国学との共通性を指摘するとともに『大学』等の浸透という背景、武士と農民町民の境界を軽々と越える思想性を分析。