思想史研究と「関係の倫理学」再考
清水正之
第五回日中哲学フォーラム
中国社会科学院哲学研究所、日本哲学会、立命館大学人文科学研究所、協賛:中華日本哲学会
京都市 立命館大学
当国際学会の基調講演として発表。日本思想史研究が、近代哲学の方法の摂取によって成立した流れを概観するとともに、其流れが文献解釈学から次第に現象学的な方法に遷移していく過程を分析し、これらの思想史哲学史を顧みることが、東アジアの哲学的思想史研究に持つ意義を論じ、あわせてこの方法が対象としてきた「関係の倫理学」ともいうべき領域にとって現代的な意義について提言を行った。