前期「近世神話」論の 形成と展開―倫理思想 史の観点から
清水 正之
近代徳川期の知のひとつの形態である神話研究、神話論について、その形成期である前期を中心に考察したもの。近代神話論とも言うべき特徴を持つ近世神話解釈の、とくに前期から中期の本居宣長までの神話解釈を対象として、そこにみられる時間概念、神観念、宇宙観、国土の創成等の諸モチーフがどのように変容し、近世神話という特性をうみだしたかを検討した。(平成20-23年度科学研究費(C)研究成果報告書 課題番号205
科学研究費報告書 pp. 1-6