倉橋由美子初期作品における超越の位相ー信と不信の場所ー
清水正之
倉橋は、近代の作歌の中でとくに反キリストの言説で知られる。しかしながらその小説・評論は、日本ではめずらしく超越的価値にきわめて敏感なその感性を示している。その超越観を初期作品群、評論から跡づけてみた。
欧米文化の背景とキリスト教』 フェリス女学院大学大学院共同報告
第6号、A5版、1-9頁(全76頁)
6号