日本の教育の展望 ---教師論に生かすために
小川隆夫
日本において、個々人と社会が同じ方向を向いていた時代、メリトクラシーは矛盾をはらみながらも機能し、個人の学習努力は社会経済的パイの拡大に貢献していた。しかし、現在から将来、縮小を余儀なくされる日本の社会経済的パイは弱小強食的な競争の舞台となり、個人の学習努力の意味・意義は失われ、個々人と社会が違う方向を向きつつあることの問題を取り上げている。
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聖学院大学総合研究所
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