「崩壊の対位法―― 『イワン雷帝』におけるダイアローグの構造をめぐって」
畠山宗明
ショットを単位とみなすことから出発した映画研究は、声の機能を軽視しがちであった。声や発話を有効にフィルム分析に組み込むための土台として、声の役割が形式化されている『イワン雷帝』におけるその詩学的役割を考察した。
『映像学』、 日本映像学会
第78 号