アイデンティティの複合体としての個人−ダイバーティ・マネジメントに対する新しい視点
八木規子
異文化経営学会2018年第2回研究大会
異文化経営学会
東京
従来の研究では、ダイバーシティ属性の分類は所与のものとして、あるいは他者による認識に基づき研究されてきた。これに対し、本報告では、個人のアイデンティティという視点からのアプローチを試みる。個人を複数のアイデンティティから成る主体とみる立場に立ち、ダイバーシティに関わるアイデンティティ認識に影響を及ぼす環境要因、また他者による認識と個人のアイデンティティ認識の一致、不一致が組織の問題解決に及ぼす影響について考察する。