ダイバーシティ属性の境界と意味の可変性:日本の中小企業におけるダイバーシティ経営の研究から
八木 規子
日本の中小企業におけるダイバーシティ経営のケースを踏まえ、本稿は、人類学的アプローチが、自然発生的なワークグループで多様な人々が働くことの影響についての理解をより深めることを助けると主張。経営学の現在のダイバーシティ経営研究で広く用いられる定量的研究手法では得られない、ダイバーシティ属性の境界および属性に人々が関連付ける意味の持つ、より微妙で流動的な性質を明らかにした。
インターナショナル・ジャーナル・オブ・ビジネス・アンスロポロジー
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