本報告は、臨床心理士の地域援助についての効果を調べるために,地域密着型サービス事業所における心理援助に対する職員のニーズを探索的に明らかにするパイロット研究の一部である。ニーズを調べるために現在の職場・仕事について尋ねた8項目について分析した。分析の結果,調査対象の職員が感じていることから充実感とつらさの因子が抽出され,この2因子に対する職員の認知は,充実感(高・低)×つらさ(高・低)の4象限に分類された。また,分析の結果から,男性は充実感が少かつつらさ大,女性は充実感が有りつらさは中程度,また,20,3