嵯峨朝における文章経国思想と「貞観の治」受容
木下綾子
嵯峨朝の文章経国思想が六朝の文学観のほか,初唐・太宗の理念を規範としている旨を,嵯峨朝の勅撰三漢詩文集の「序文」や詔勅,前代に成立した『懐風藻』「序文」と『帝範』「崇文篇」を比較検討することで解明した。
2008年度『明治大学文学部・文学研究科学術研究発表会論集』