旧約聖書の哲学的解釈
西洋の倫理思想史の二大潮流の一たるヘブライズムに関して、旧約聖書に溯って、その思想史的評価と解釈学的な解明を課題としている。その際、編集史、意味論、象徴の解釈学等の方法を用いつつ、一方ではヘブライ語原典の本文批判に基づく研究と、他方ではキリスト教思想を中心とする西洋倫理思想全般との対比を目指している。