『鑑賞教育の無化へ、そして比類なき体験へ』
柴﨑裕
「美術」と「教育」の自明性が大きく揺らぐなか、現状の教育改革によって有用性の秩序が前景化し、そのレトリックに載らない、芸術や美術の核となる人間の「魂を動かす比類なき体験」の側面が、教育から見落とされつつある。これら美術教育が置かれた現状の考察と、美術教育の在り方を問いながら、その問題とする視野を教育全体へと広げる意義と展望について述べた。
美育文化
美育文化協会