『「私が子どもたちと美術館に行くこと」について~学校現場における連携授業に向けて~』
柴﨑裕
美術館を活用した鑑賞授業の実現には、様々な課題がある。また進行する教育改革から、美術教育はかつての推進力を失っている。この課題の根底にあるこの時代の「美術」と「教育」、それぞれの「自明性の揺らぎ」(北澤憲昭『眼の神殿』1989・千葉成夫『未生の日本美術史』2006)について考察する。そして「美術」や「鑑賞」を巡る課題克服に、他者との協働の必要性を示し、関連する自己の鑑賞体験・実践事例をもとに、現代
東京学芸大学大学院教育学研究科