シャドーイングとL2流暢さの向上への効果ー長期的観測からの検証ー
村岡 有香
シャドーイング訓練が及ぼす第二言語(L2)流暢さへの質的変化を、2年間にわたり収集した音声データの分析を通して検証した。その結果、1年目には変化がなかったが、2年目では発話速度、発話の長さにおける向上が見られた。また、両年とも自己修正の回数が増え、シャドーイングはモニター機能を強化する可能性があることがわかった。
聖学院大学論叢
聖学院大学
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