NEC Japanese Language Academy(インド・デリー)の日本語能力審査員として、オンラインでのスピーチコンテストに参加した。以下は所信。
国際通貨基金(IMF)の報告書によると、世界で働く18〜29歳の17.4%が新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で失業・休業し、42%の収入が減ったとそうです(日本経済新聞12月23日朝刊)。若者が将来の見通しを立てることが出来ず、社会に対する不安や怒りが懸念されます。私の専門である哲学からのメッセージは、これまでの古い生活様式を改革し、より良い社会を目指すためには、「新たな創造につながる教育」がとても大切だということです。若い世代が知識や技術、論理的思考力や異文化理解を育む今回のNJLAスピーチコンテストは、日本のみならず、世界の未来の可能性を拓くものだと言えるでしょう。